[8月21日(10月4日)〜]
(泊)不明
①紀行文
露通もこのみな登迄(?)出(?)む可ひて みのゝ国へ登伴ふ 駒を者やめて大垣乃庄尓入者 曽良も伊勢より可け合 越人も馬越と者せて 女行可家耳入集る 前川子 荊口父子 其外志多しき人々日夜と婦らひて ふ多堂ひ蘇生のもの尓あふ可ことく 且よろこひ 且な希きて 旅のものうさも いま多やま佐るに 長月六日尓なれ者 伊勢能遷宮お可まんと 又婦年に乗て
(露通もこのみなと迄(?)出(?)むかひて、みのゝ国へと伴ふ。駒をはやめて大垣の庄に入ば、曽良も伊勢よりかけ合、越人も馬をとばせて、女行が家に入集る。前川子、荊口父子、其外したしき人々日夜とぶらひて、ふたたび蘇生のものにあふがごとく、且よろこび、且なげきて、旅のものうさも、いまだやまざるに、長月六日になれば、伊勢の遷宮おがまんと、又ふねに乗て)
蛤能婦多み尓別行秋楚
(蛤のふたみに別行秋ぞ)
露通もこのみな登迄(?)出(?)む可ひて みのゝ国へ登伴ふ 駒を者やめて大垣乃庄尓入者 曽良も伊勢より可け合 越人も馬越と者せて 女行可家耳入集る 前川子 荊口父子 其外志多しき人々日夜と婦らひて ふ多堂ひ蘇生のもの尓あふ可ことく 且よろこひ 且な希きて 旅のものうさも いま多やま佐るに 長月六日尓なれ者 伊勢能遷宮お可まんと 又婦年に乗て
(露通もこのみなと迄(?)出(?)むかひて、みのゝ国へと伴ふ。駒をはやめて大垣の庄に入ば、曽良も伊勢よりかけ合、越人も馬をとばせて、女行が家に入集る。前川子、荊口父子、其外したしき人々日夜とぶらひて、ふたたび蘇生のものにあふがごとく、且よろこび、且なげきて、旅のものうさも、いまだやまざるに、長月六日になれば、伊勢の遷宮おがまんと、又ふねに乗て)
蛤能婦多み尓別行秋楚
(蛤のふたみに別行秋ぞ)
②「はまぐりの」等二句壊紙
元禄二とせの秋、三のゝ国 大可きよ梨いせのせんくう耳まうて侍し不年のうち尓て おくり希る人ゝ耳申多流句
者末く利乃婦多みに和可礼行秋曽
内宮盤こと於さ末利て 下宮のせんくうお可み侍梨て
堂ふと佐尓みなおしあひぬ御遷宮
(元禄二とせの秋、みのゝ国、大がきよりいせのせんぐうにまうで侍しふねのうちにて、おくりける人ゝに申たる句
はまぐりのふたみにわかれ行秋ぞ
内宮はことおさまりて、外宮のせんぐうおがみ侍りて
たふとさにみなおしあひぬ御遷宮 )
ひとの送り个禮者
(い勢にまかりけるを、
蛤乃婦多み尓別行秋曽
(い勢にまかりけるを、
ひとの送りければ
蛤のふたみに別行秋ぞ )
隠家や菊と月と尓田三反
(隠家や菊と月とに田三反)
(かくれ家や月と菊とに田三反 大垣記念館)
(隠家や菊と月とに田三反)
(かくれ家や月と菊とに田三反 大垣記念館)
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③明星輪寺
大垣市赤坂4610
鳩能聲身尓入王多類岩と哉
(鳩の声身に入わたる岩と哉)
(鳩の声身に入わたる岩戸哉 大垣記念館)
④円通寺
大垣市西外側町1-32-1
こ毛利居て木の実草の実拾ハ者や
(こもり居て木の実草の実拾はばや 大垣記念館)
③明星輪寺
大垣市赤坂4610
鳩能聲身尓入王多類岩と哉
(鳩の声身に入わたる岩と哉)
(鳩の声身に入わたる岩戸哉 大垣記念館)
④円通寺
大垣市西外側町1-32-1
こ毛利居て木の実草の実拾ハ者や
(こもり居て木の実草の実拾はばや 大垣記念館)
⑤むすびの地 連句塚
大垣市船町2
蛤乃婦多みへ別行秋そ
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