4.室の八島

【芭蕉自筆影印】
 室能八嶋尓詣ス 曽良可曰 此神ハ 木の花さくや(開耶)姫の神登申て 富士一躰也 無戸(ウツ)室尓入て 焼たまふち可ひ能み中尓 火火出(?)見(ホホデミ)のみこと(尊)うま禮給(?)ひしよ里 室の八嶋と申 又煙を読習し侍るもこの謂也 将(ハタ)この志路と云魚ヲ禁ス 縁記の旨 世尓伝ふことも侍し
(室の八嶋に詣す。曽良が曰、此神は、木の花さくや(開耶)姫の神と申て、富士一躰也。無戸(ウツ)室に入て、焼たまふちかひのみ中に、火火出(?)見(ホホデミ)のみこと(尊)うまれ給(?)ひしより、室の八嶋と申。又煙を読習し侍るもこの謂也。将(ハタ)このしろと云魚を禁ず。縁起の旨、世に伝ふことも侍し。)

【句碑】
①大神神社
 栃木市惣社町477

 以と遊耳結ひ都幾多類けふり可那
(いと遊に結びつきたるけむりかな)
 (糸遊に結びつきたる煙かな) 


【難解文字(?)】
 火火出(?)見

  参考文字


 



 





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