[4月29日(6月16日)]〜
乙字ケ瀧〜小作田〜郡山(泊)〜日和田〜安積〜二本松〜福島(泊)
等躬可宅を出て 五里計 檜皮(日和田)の宿を離連て あさ可山有 道よ利ち可し 此あ多り沼多し 可つみ刈比も やゝち可ふな禮者 いつ禮の草越花可つみと盤云そと 人々尓尋侍連とも 更知人那し 沼を尋 人にとひ 可つみゝゝゝと尋あ里きて 日盤山の端(?)尓可ゝりぬ 二本松よ里右尓きれて 黒塚の岩屋一見し 福嶋尓泊る
(等躬が宅を出て、五里計、檜皮(日和田)の宿を離れて、あさか山有。道よりちかし。此あたり沼多し。かつみ刈比も、やゝちかふなれば、いづれの草を花かつみとは云ぞと、人々に尋侍れども、更知人なし。沼を尋、人にとひ、かつみゝゝゝと尋ありきて、日は山の端(?)にかゝりぬ。二本松より右にきれて、黒塚の岩屋一見し、福嶋に泊る。)
【句碑】
①乙字ケ滝
石川郡玉川村竜崎滝山
R118乙字大橋・滝見不動尊付近
五月雨の瀧降うつむ水可佐哉
(五月雨の瀧降うづむ水かさ哉)
(五月雨は滝降りうづむみかさ哉 大垣記念館)
【芭蕉像】
①乙字ヶ滝
【難解文字(?)】
山の端(?)尓可ゝり
(山の端(?)にかゝり)
参考文字
端
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