27.瑞巌寺

【芭蕉自筆影印】
 十一日 瑞岩寺に詣 當寺 三十二世の昔 真壁の平四郎 出家して入唐 帰朝の後 開山ス 其後 雲居禅師の徳化尓仍て 七堂 甍(イラカ)改りて 金壁荘嚴 光を輝シ 佛圡成就の大伽監とハな禮り遣る 彼見佛聖の寺ハ いつく尓やと 志多ハ流(偲ばれる)
(十一日、瑞岩寺に詣。当寺、三十二世の昔、真壁の平四郎、出家して入唐、帰朝の後、開山す。其後、雲居禅師の徳化に仍て、七堂、甍(イラカ)改りて、金壁荘嚴、光を輝し、仏土成就の大伽監とはなれりける。彼見仏聖の寺は、いづくにやと、したはる(偲ばれる)。)

【芭蕉尋ね地】
①瑞巌寺






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